資金調達は、事業の拡大において、必要不可欠です。資金調達の方法としては、以下の3つがあります。
1.負債を増やす
2.資本を増やす
3.既存の資産を現金化する
社債発行は、そのうちの「負債を増やす」にあたります。今回は、社債のメリットと注意点を紹介したいと思います。
社債は、発行することで投資家から資金を集め、定められた期間利息を支払い、満期になると原本を返済するという仕組みを言います。
種類によっては、無担保で発行できることから、中小企業などで多く使われている資金調達方法でもあります。
種類としては以下の3つがあります。
1.『公募債』:公に提示して投資家を募集する。
2.『プロ私募債』:銀行や証券会社など、法的に認められた適格機関投資家を相手にする
3.『少人数私募債』:会社の関係者や親族等の縁故者や取引先など
社債は一般的に銀行からの借り入れよりも利益が低く、株式のように経営に干渉される心配がないので、資金調達の方法として障壁が低いです。
中でも、中小企業が多く利用しているのは、『少人数私募債』です。
理由としては、手続きが簡単で担保も不要であり、償還期限や粗利、発行金額が自由に設定できるからです。
ただし、発行の条件として以下があります。
1.社債購入者の募集を50名未満とすること
2.購入者の中に適格機関投資家がいないこと
3.社債総額を最低券面額で割った数が50未満であること
社債を発行する場合には、十分な計画を立てることが重要です。
計画は、まず資金調達の目的と用途を明確にすることが重要です。
それから、借入から償還までの期間の事業計画書や返済計画を作成します。
無計画に資金を集めても、有効に活用できなければ、返済も難しくなり、投資家からの信用を失ってしまいます。
そうなると再発行が難しくなるので、注意が必要です。
社債は、メリットと注意点をよく理解した上で発行することが重要と言えるでしょう。
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