1.会計事務所・税理士事務所・税理士法人の違い
税理士の事務所は、個人の事務所と法人の事務所があります。また、個人の事務所で、会計業務を別法人にしている場合があります。一般に、会計事務所・税理士事務所・税理士法人等と言われているものの違いは以下の通りです。
・会計事務所
会計事務所とは正式な名称ではありません。
法律上は、税務を行うのは「○○税理士事務所」と言う名称が正式名称であり、「会計事務所」は通称です。
税理士法人、税理士事務所、公認会計士事務所等が総称して「会計事務所」と呼ばれます。
当事務所も、税務・行政書士業務は、「横山税理士・行政書士事務所」で行いますが、会計(経理)・コンサルティング業務等は、別法人として、サイバークルー株式会社で行っています。
・税理士事務所
税理士が個人で事務所を設立すると税理士事務所となります。
・税理士法人
税理士法人とは、2名以上の税理士により設立される税理士法に基づく特別法人です。
従来は税理士の資格を持った個人だけが税理士業務を提供することができましたが、税理士が共同で法人を設立することが認められるようになりました。
2.会計事務所(税理士事務所)の探し方
・知人の税理士
知人に税理士がいる場合、直接依頼することが可能です。知人であれば相手の能力・性格や人間性等もよくわかっていますし、親身になって相談に乗ってくれるメリットがあります。ただし、自分の報酬やその他色々な事を知られることになりますので、逆に相談しにくい場合もあるかもしれません。
・知人からの紹介
最も多い方法が、知人からの紹介であるといえます。知人からの紹介であるため、税理士の能力・人間性・信頼性等がわかりやすく、安心できるメリットがあります。 紹介を受けたらその税理士のホームページを確認したり、実際に会って話をするのが良いでしょう。
・インターネット
最近ではホームページを開設する事務所が増えていますので、インターネット上の情報網を活用することで、多くの情報収集や事務所の比較検討ができるメリットがあります。
この方法のいいところは、親切なホームページであれば、その税理士の顔や年齢、人柄、経歴などが分かりますし、その税理士がお客様に対してどんなサービスをいくらでしてくれるのか、またその税理士の仕事に対する考え方なども分かります。仕事を依頼した後の状況を一番想像しやすいのがこの方法です。
・ダイレクトメールなど
会社を設立すると、税理士事務所から沢山のダイレクトメールが送られてきます。
法務局に会社設立の情報があるため、そのようなことが行われます。そのようなダイレクトメールを見て選ぶ、というのも一つの方法でしょう。
・電話帳や看板広告
電話帳や看板広告等でも探すことができますが、インターネット上の情報網が発達した現代ではこれらの方法で探す方はずいぶん少なくなっていると思われます。近くの税理士を探すことができるメリットがあります。
3.会計事務所(税理士事務所)の選び方。
1.サービス内容が希望と合っているか。
事務所が提供するサービス内容が、自身の希望するサービス内容と合っているかが重要です。
事務所が提供するサービス内容は、記帳代行、記帳指導、申告書作成、節税対策、経営コンサルティング等様々であり、事務所ごとに特色や得意分野があります。
まずは、自身の希望するサービス内容を洗い出し、希望するサービスについての知識と経験が深い事務所を選ぶことが大切です。
自分はどういうサービス・業務をしてもらいたいか明確にしておき、「今、うちの会社は何をするべきなのか」または、「何をしなくていいのか」をよく考えてから、その希望に対応できる事務所を選びましょう。
2.顧問料とサービス内容とのバランスがよいか。
顧問料は単に安ければ良いというものではありません。安ければ安いなりに必ず理由があります。
依頼するサービス内容と顧問料とのバランスを総合的に判断することが重要となります。
サービス内容と顧問料とのバランスを他の事務所と比較検討してみるのもよいでしょう。
3.税理士との相性がよいか。
税理士の性格や人間性が自身と合うかどうかが重要です。一般的に、税理士とは長い付き合いになり、税務に限らず様々な相談をすることになりますので、信頼性・安心感・コミュニケーションの取りやすさ等を始めとして、税理士との相性は大切です。
4.様々なアドバイスをしてくれるか。
税理士の仕事は、記帳代行や法人税等の申告書作成だけではありません。将来を予測し様々なアドバイスをしてくれる税理士であることが重要です。
決算数値の予測による節税や経営全般のアドバイス、財務コンサルティング等、様々なアドバイスをできる能力を備えているか確認しましょう。
5.ITやパソコンに強いか。
税理士業界はITにあまり強くないと言われています。これは、税理士の平均年齢が60歳を超えているからだと考えられます。しかし、パソコンの普及している現代では、ITを使用して経理業務を合理化かつ省力化することが必要不可欠ですので、ITやパソコン会計に強い税理士事務所であることが重要となります。
● 会計事務所(税理士事務所)選びのチェックポイント
1. 翌月には会社の試算表ができる。
2. 財務や資金繰りについてのアドバイスがあり、融資の手伝いをしてくれる。
3. 経理の合理化、改善等についてのアドバイスがある。
4. 自社に必要なサービス・業務を提供してくれる。
5. 決算の事前打合せを行い、対策等を考えてくれる。
6. 節税対策を積極的に行ってくれる。
7. どこに問題があるのか、数字をわかりやすく説明してくれる。
8. 事業計画・経営計画作成のアドバイス又はサービスがある。
9. 相談や質問に素早く答えてくれる。
10. 税務調査時、会社の代理人として立会い、守ってくれる。
11. 会社のブレーンとして、色々な相談にのってくれる。
12. 考え方が柔軟で、納税者に顔が向いている。
13. 事業内容や経営者の考えをしっかりと把握してくれる
14. 税金だけではなく、様々な法律相談に対応できる。
15. サービス内容と報酬は見合っている。



